レモンを輪切りにしたような電気ストーヴが赤く愉しく燃えていて
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:57% 作品を確認(青空文庫)
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ストーブ
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......いあまって、夜、森川町の秋声 氏のお宅に行ってみた。国へ帰るのだと嘘を言って金を借りるより仕方がない。自分の原稿なんか、頼む事はあんまりはずかしい気持ちがするし、レモンを輪切りにしたような電気ストーヴが赤く愉しく燃えていて、部屋の中の暖かさは、私の心と五百里位は離れている。犀 と云う雑誌の同人だと云う、若い青年がはいって来た。名前を紹介されたけれども、秋声氏の声が小さかったので聞き......
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部屋は、ストーブをたくようになって壁から汗のように水分がにじみ
富岡 多恵子 / 富士山の見える家「当世凡人伝 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
ぬくぬくとストーブのところに 猫 みたいにまるうなりやがって。
野間 宏「真空地帯(新潮文庫)」に収録 amazon
青銅の電気ストーブが私の背後 に真赤になっていた。
夢野久作 / あやかしの鼓
部屋には電気ストーヴが桃色の四角い唇を開けていた。
岡本かの子 / 巴里祭
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ぱちぱちという音を立てる古いレコード
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
レモンを輪切りにしたような電気ストーヴが赤く愉しく燃えていて
林芙美子 / 新版 放浪記
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