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エレベーターの表現・描写・類語(外の設備・工作物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(人を追う)ホールのつきあたりにあるエレベーターの扉は既に閉まっていた。そして旧式の階数表示の針はゆっくりと回り始めていた。僕は息を整えながら、その針の行きつく先を睨んでいた。針はもどかしいほどゆっくり回り、8という番号のところでぴくりと震えてから止まった。そしてそれっきり動かなくなった。僕はエレベーターのボタンを押したが、それから思い直して近くにあった階段を走って上がった。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(下) amazon
(ホテルのエレベーター)ベルボーイに案内されて一緒にエレヴェーターに乗り、二十二階の部屋へと向かいながら、洋子は先ほど頭上にあったシャンデリア越しにロビーを見下ろした。地上から遠ざかってゆく。ガラス張りのエレヴェーターは、やがて暗転し、雨の降りしきる夜景に包まれた。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
三階のボタンを押すと、ドアがゆっくりと閉まり、足元がガクンと揺れて動き出した。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
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(砲声)音と煙が川の方の空に満ちていた。 炸裂 音 がその空を狭くし、ぐいとこっちへ近づけた。砲声は激しく、間近になり、ゴロゴロと遠雷のような 唸りが交り始めた。
昇平, 大岡「野火(のび) (新潮文庫)」に収録 amazon
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