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苦痛が、脾(ひ)弱い病人の身体(からだ)を火焔(かえん)にあおられる紙片のように、くたくたにヒンまげ
徳永 直 / 太陽のない街 作品を確認(amazon)
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苦痛(精神的なつらさ)
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単語の意味
身体(しんたい)
身体・・・人のからだ。肉体。
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苦痛(精神的なつらさ)の表現・描写・類語(刺激のカテゴリ)の一覧 ランダム5
漠々とした当のない痛い気持ち
林芙美子 / 新版 放浪記
呼吸の止るような苦悩
宮本百合子 / 伸子
通りがかりの子どもたちに撫でられて、お地蔵さんの頭がすり減っていくみたいに(精神が時間をかけて磨り減っていく)
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
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(不安が消える)そういうことが熱いお茶や会話や部屋の明るさでまぎれて消える。
吉本 ばなな / 大川端奇譚「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
心の中を、ふっと、かすかな空気の振動のような、あるいはまた張りつめた野戦の通信線がたちきられる時のような、言い知れぬ苦しみがとおりすぎる。それはふっと胸のほんの入口のところをかすってどこかへ行ってしまう。とまた、ふっと音をたててそれはとおりすぎる。
野間宏 / 崩解感覚「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
紙の端が、小指の外側をかすめた。チリッと、妙な感覚が残った。何だろう、と目を近づけて見たけれど、指は変わったことはない。そのあたりが、微かに痛痒くなった。
高樹のぶ子 / その細き道(遠すぎる友) amazon
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