TOP > 人物表現 > 性格・態度 > 見て見ぬ振り・知らんぷり


カテゴリ検索 単語の意味
一瞬、彼は視線を羽ばたいている鶏たちにむけてまるでなにも耳に入らなかったようなふりをした。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 ページ位置:70% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
見て見ぬ振り・知らんぷり
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......もう一冊の書物にとりかかっておられる。デウスの教えと切支丹の誤りと不正をば暴露く書物でな。たしか顕偽録とか言うたが」 今度はフェレイラが口をはさむ暇はなかった。一瞬、彼は視線を羽ばたいている鶏たちにむけてまるでなにも耳に入らなかったようなふりをした。「御奉行もその稿を読まれてな。よくできておると褒めておられたわ」通辞は司祭に、「お前もいずれ牢で暇な折、眼を通すがよい」 今しがたフェレイラがあわてて天文学の翻......
単語の意味
視線(しせん)
鶏・鷄・雞(にわとり・かけ・くたかけ)
視線・・・目と、目が見ようとしているモノとを結ぶ線。目が見ている方向。見つめている方向。
鶏・鷄・雞・・・キジ科の家禽。卵や肉を食用にするために飼う鳥。ペットとして飼うこともある。名前の由来は庭にいる鳥で「庭鳥」から。鶏冠(とさか)があり雄(おす)のそれは大きい。ほとんど飛べない。雄は夜明けを告げて魔を払うと信じられていた。「かけ」「くたかけ」は古名。
ここに意味を表示
見て見ぬ振り・知らんぷりの表現・描写・類語(性格・態度のカテゴリ)の一覧 ランダム5
夜の路地を、無関心を装った男や女が何人か通り抜けていった。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
自分の身を焼かれる心配のない火事場見物の一人として見ていた
野間 宏 / 残像「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「性格・態度」カテゴリからランダム5
二人は何度も互いの体を突き合って、 もつれるように雪の中を歩いた
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
カテゴリ検索 単語の意味
同じカテゴリの表現一覧
性格・態度 の表現の一覧 
人物表現 大カテゴリ
表現の大区分