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視線は焦点を結ぶことなく弱々しく漂っていた。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 ページ位置:5% 作品を確認(amazon)
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きょとんとした目つき・虚ろな眼差し
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前後の文章を含んだ引用
......に立ったまま、独り言のように言った。さえの生活を詰め込んだ紙袋が二つ、部屋の隅でぼやけて影の固まりになっていた。息を吐くたびに、彼女の喉は笛のような音をたてた。視線は焦点を結ぶことなく弱々しく漂っていた。ミコトが髪を撫でつけてやると、彼女は小刻みに震えながら右腕を持ち上げた。寝巻の袂が滑り落ちて、二の腕が露わになった。「鼡が、ねえ、鼡がいますよ。」 彼女は唾を飲......
単語の意味
視線(しせん)
視線・・・目と、目が見ようとしているモノとを結ぶ線。目が見ている方向。見つめている方向。
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「障子の穴」という渾名であった。眼のかたちが障子の穴のように妙に小さく無造作で
牧野 信一 / 鬼涙村 amazon
まるで痛みを覚えたようにきつく目を閉じた。
浅田次郎 / 伽羅「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
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