唄 はどこか哀調をおびていた。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 ページ位置:62% 作品を確認(amazon)
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歌声・歌う
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前後の文章を含んだ引用
......子供たちの歌う声がきこえる。耳をすますと、提燈や、バイバイバイ、石投げたもんな、手の腐る提燈や、バイバイバイ、石投げたもんな、手の腐る 子供たちの途切れ途切れの唄はどこか哀調をおびていた。 夕暮、あの百日紅の樹にまたつくつく法師がとまって鳴きはじめた。その声も風のなぐころにはとまったが、三人の信徒たちは、まだ戻ってこない。油燈の下で晩飯をすます頃......
単語の意味
哀調(あいちょう)
哀調・・・歌や音楽などに漂う、なんとなく悲しい調子。
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歌声が嫋々(じょうじょう)と心にからみつく
島尾 敏雄 / 出孤島記 amazon
(海のそばで歌う)静かに、波紋のように彼女の繰り出す何かは広がり、何もかもを 吞 み込み、海辺へとたどり着いた
吉本 ばなな「アムリタ(上) (新潮文庫)」に収録 amazon
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「声・口調」カテゴリからランダム5
その声が一しきり烈 しく波動して、渦巻いて、消え去った
夢野久作 / ドグラ・マグラ
まるでひとごとみたいにしみじみと言った
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
彼女は全く沈没したように呻いた。
金 史良 / 光の中に amazon
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