幅広い石段
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:23% 作品を確認(amazon)
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階段・石段
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前後の文章を含んだ引用
......長い石段だった。段の中頃に二三軒の硝子戸を閉め切った茶屋があって、どの家にも軒に千光寺の名所絵葉書を入れた額が下っていた。段を登り切って、左へ折れ、又右へ少し、幅広い石段を登ると、大きな松の枝に被われた掛茶屋があった。彼はその床几に腰を下ろした。 前の島を越して遠く薄雪を頂いた四国の山々が見られた。それから瀬戸海の未だ名も知らぬ......
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階段・石段の表現・描写・類語(外の設備・工作物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
見上げるような石段が温泉場のまんなかに長く続いている
高田 宏 / 木に会う amazon
二階の階段が高圧線の鉄塔のように高くそびえている
萩原 葉子 / 蕁麻の家 amazon
店の 脇 にかけられた鉄階段
浅田次郎 / ラブ・レター「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
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「外の設備・工作物」カテゴリからランダム5
街の光が近づいてきた。長い坂の先に小さな光の粒が重なり合って弾けていた。
小川洋子 / 冷めない紅茶「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
遠くの電灯が白金のように白く光った。
川端 康成 / 童謡 amazon
旗が、激浪に揉まるる浮標(ブイ)のように激しく揺れる
徳永 直 / 太陽のない街 amazon
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