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(苦労人)人間は吾身が怖ろしい悪党であると云う事実を徹骨徹髄に感じた者でないと苦労人とは云えない。苦労人でないととうてい解脱 は出来ない。
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:68% 作品を確認(青空文庫)
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苦労・努力・骨を折る
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前後の文章を含んだ引用
......を云った。自己の醜を自白するのはなかなか見上げたものだ。様子から云うとたしかに気違の所作 だが言うことは真理である。これがもう一歩進むと、己 れの醜悪な事が怖 くなる。人間は吾身が怖ろしい悪党であると云う事実を徹骨徹髄に感じた者でないと苦労人とは云えない。苦労人でないととうてい解脱 は出来ない。主人もここまで来たらついでに「おお怖 い」とでも云いそうなものであるがなかなか云わない。「なるほどきたない顔だ」と云ったあとで、何を考え出したか、ぷうっと頬 っぺた......
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苦労・努力・骨を折るの表現・描写・類語(気配・予感・予想のカテゴリ)の一覧 ランダム5
絶えない努力感の緊張が必要であって、もしその綱渡りのような努力
梶井基次郎 / のんきな患者
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けもののカンでわかった。
吉本 ばなな / ムーンライト・シャドウ「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
あるとき突然、殴られたみたいにそれに気づくのだ。
宮下 奈都「羊と鋼の森 (文春文庫)」に収録 amazon
(自分の過ちに気づく)眉間を突かれた気がした。
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
けものの勘のひらめきみたいなもの、知性のおおもとの 塊 みたいなもの。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
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