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落ち着いた調子をわざと人々に見せびらかせているかのように、ゆっくりした声で調子を低めて言った。強い自尊心の破片がその声の中にはあった。
野間 宏 / 暗い絵「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 ページ位置:23% 作品を確認(amazon)
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遅口・ゆっくり口調
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前後の文章を含んだ引用
......、彼は小泉清の圧しつけるような神経を感じた。「問題はね、深見進介の内部にあるんではなくて、外部にありさ。」小泉清は、深見進介の射抜くような眼をじっと見返しながら落ち着いた調子をわざと人々に見せびらかせているかのように、ゆっくりした声で調子を低めて言った。強い自尊心の破片がその声の中にはあった。「甘い蒟蒻には顎の用心。」谷口順次が盤の上の飛車を大きく動かしながら言った。「ひとの悪口は、どうもわしゃ苦手やわいな、と。」横顔の薄い彼の顔は尖った鼻の部分がき......
単語の意味
自尊心(じそんしん)
自尊心・・・自分の考えや気持ちを大切にする心。自分という存在に誇りを持つ心。うぬぼれの気持ち。プライド。
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説明の言葉がもどかしい、というように、彼はゆっくりと話した。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
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獣のような叫び声
林 房雄 / 青年 (1964年) amazon
この 闇 のようにただ黙っておられたのですか。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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