笑顔で話している割には、言葉にとげが生えている。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:30% 作品を確認(amazon)
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皮肉・嫌み
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前後の文章を含んだ引用
......てますでしょう。だから、来たいときに来られないんですよ。それが本当につらくてねえ。何だか母のことに関しては、身の引き裂かれるような思いばっかり味わっちゃって」 笑顔で話している割には、言葉にとげが生えている。 それを聞いている武内のほうも、口元では笑みで応えているが、眼は笑っていない。 満喜子が湯呑みに手を伸ばしたところで、義母が話題を変えてしまった。「今朝、お義姉......
単語の意味
笑顔(えがお)
笑顔・・・笑っている顔。笑みを含んだ顔。にこにこ顔。
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皮肉・嫌みの表現・描写・類語(対立・敵対のカテゴリ)の一覧 ランダム5
愛のある皮肉
宮本百合子 / 伸子
彼の音楽性の欠如が批判される際には、「確かに超絶技巧で、その鍛錬に余念のないことには敬服せざるを得ないが、しかし、……」と、皮肉な前置きとされてきたのだった。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
それは岡の気先 をさえ折るに充分なほどの皮肉さだった。
有島武郎 / 或る女
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素直に屈服する気になれない不逞なものが、熱した血の流れの中に逆鱗(さかうろこ)のように突っ立っている
石坂 洋次郎 / 若い人 amazon
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