円形の厚ガラスの天板に、円柱形の脚がついたテーブルと、真っ赤なアクリル製のモダンな 椅子 が四脚置かれている。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 ページ位置:35% 作品を確認(amazon)
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テーブル・机
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前後の文章を含んだ引用
......ほかならぬ須藤さんのお子さんの事件ですから、ご協力をお願いします」「迷惑だなんて、とんでもない。さあ、どうぞ」 興奮した面持ちで、テーブル・セットを手で示した。円形の厚ガラスの天板に、円柱形の脚がついたテーブルと、真っ赤なアクリル製のモダンな椅子が四脚置かれている。 二人が腰を下ろすと、須藤勲も向かいの椅子に座り、勢い込んで言った。「それで、何をお聞きになりたいんですか」 一瞬、白石と目を見合わせた小此木は、おもむろに言っ......
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頑丈で磨きのよくかかった 栗の木の食卓
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
梶井基次郎 / ある心の風景
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火鉢がないので、七輪に折り屑 を燃やして炭をおこす。
林芙美子 / 新版 放浪記
(テーブルクロスにアイロンをかける)テーブルクロスを広げ、数学者にふさわしくそれを目分量で十六等分し、一つ一つのブロックを順々に片付けていった。 まず霧吹きの水を二度噴射させ、熱すぎないか手をかざして確認し、一番めのブロックにアイロンを押し当てる。把手をぎゅっと握り、生地を傷めないよう慎重に、しかしあるリズムを持ってアイロンを滑らせてゆく。眉間に力を込め、小鼻をふくらませ、自分の思い通りに皺がのびているかどうか、凝視している。そこには丁寧さがあり、確信があり、愛さえもがある。アイロンは理にかなった動きをする。最小の動きで最大の効果が得られる角度とスピードが保たれている。博士のテーマである優美な証明が、その古びたアイロン台の上に実現している。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
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