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ちえ子には帰る家がなかった。  不幸な時代の話ならいざ知らず、今ではよほど珍しい境遇だろうと思うから、口に出したことはない。それが寡黙で控えめな自分の印象となってしまっていることも、よく知っている。
浅田次郎 / うらぼんえ「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 ページ位置:0% 作品を確認(amazon)
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朴訥・寡黙・無口な性格
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うらぼんえ ちえ子には帰る家がなかった。 不幸な時代の話ならいざ知らず、今ではよほど珍しい境遇だろうと思うから、口に出したことはない。それが寡黙で控えめな自分の印象となってしまっていることも、よく知っている。 いきさつを考えれば、ふしぎなことは何もなかった。 物心つかぬころ父母が離婚をした。親権の定まらぬ間、とりあえずは父方の祖父母に預けられた。ところが、調停の進まぬうちに、父も母も再婚をして、それがどちらもよほど相性の良いつれあいであったのか、ともにあっさりと親権を放棄した。戸籍上の親は祖父母ということになっ......
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素直な表現欲を失っていた。
岡本かの子 / 渾沌未分
その寡黙さはほとんど 僧侶 か神主のよう
浅田次郎 / 悪魔「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
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