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その寡黙さはほとんど 僧侶 か神主のよう
浅田次郎 / 悪魔「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 ページ位置:27% 作品を確認(amazon)
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朴訥・寡黙・無口な性格
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前後の文章を含んだ引用
......。家業の隆盛は父が一代でもたらしたものだったから、家長と呼べるほどの威厳を祖父は持たなかった。 おそらく、陸軍将校の軍服とともに前半生を葬ってしまったのだろう。その寡黙さはほとんど僧侶か神主のようで、実際祖父は一日の何分の一かを、仏間か神棚の前で過ごしていた。 そんな清廉な人物であるのに、どういうわけか母とは折合いが悪かった。表立った諍いはなかったが、そ......
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素直な表現欲を失っていた。
岡本かの子 / 渾沌未分
交際の狭い、無口な人間
夏目漱石 / 吾輩は猫である
ちえ子には帰る家がなかった。 不幸な時代の話ならいざ知らず、今ではよほど珍しい境遇だろうと思うから、口に出したことはない。それが寡黙で控えめな自分の印象となってしまっていることも、よく知っている。
浅田次郎 / うらぼんえ「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
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わたくしを長谷の観音のように恭々 しげに高く見上げた。
岡本かの子 / 雛妓
あいつもだんだんお袋に似てくるな、と僕は思った。女というのはまるで鮭みたいだ。なんのかのと言ったって、みんな必ず同じ場所に戻りつくのだ。
村上春樹 / ファミリー・アフェア「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
障子の穴から覗くように他人の噂を拾い集めて吹聴する
牧野 信一 / 鬼涙村 amazon
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