口調は淡々としていて、まるで機械が喋っているみたいだった。
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:7% 作品を確認(amazon)
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気持ちのない口調・無感情な話し方
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前後の文章を含んだ引用
......った。勤務時間が午前十一時から午後六時まで、最低週三日勤務、という条件で、給料も含めてできるだけ相談に応じる、とつけ加えた。 怪しげな店ではなさそうだった。男の口調は淡々としていて、まるで機械が喋っているみたいだった。何か他に質問は、と聞かれた。 わたしが、いえ、別に、と答えると、男は「もし応募してみる気があるのでしたら、明日か明後日、午後一時から三時までの間に、履歴書持参の......
単語の意味
淡淡・淡々(たんたん)
淡(たん)
淡淡・淡々・・・1.落ち着いて感情の起伏があまりなく見える。言動に無駄がなく、あっさりしている。「淡々と仕事をこなす」
2.色や味などが淡白。しつこくなく、あっさりしている。
同じ漢字を重ねることで、語調を整えて意味を強めた表現。
2.色や味などが淡白。しつこくなく、あっさりしている。
同じ漢字を重ねることで、語調を整えて意味を強めた表現。
淡・・・淡いこと。味や色が濃くないこと。あっさり。
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気持ちのない口調・無感情な話し方の表現・描写・類語(声・口調のカテゴリ)の一覧 ランダム5
S医師は、電気製品の使い方を説明するような、あっさりとした口調でそう言った。
小川洋子 / 完璧な病室「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
「病院を出て、主人と別れましたの」 悲し気なところはなく、ただ事実を口にしているという口調だった。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
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男は再び重苦しい沈黙の中に沈み込んだ。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
わああああ、と、口をほどかれた風船のように、ファンの喚声がびゅんびゅんと飛び交う。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
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