鯉 のような口
平野啓一郎「ある男」に収録 ページ位置:45% 作品を確認(amazon)
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口の大きさ・形
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前後の文章を含んだ引用
......現れた小見浦は、坊主頭の固太りした男で、年齢は五十九歳らしかった。左目に比べて右目が大きく、短い薄い眉毛が、精力の些か露骨な隠喩のような額の皮を押し上げている。鯉のような口をしていて、城戸の姿を見ると嬉しそうに笑った。「いや、こんなイケメンの弁護士先生に会いに来てもらえるとは! 私は自分の容貌に劣等感がありましてね。こんなことにな......
単語の意味
鯉(こい)
鯉・・・コイ科の淡水魚。大形の鱗(うろこ)で覆われ、口には二対のヒゲがある。観賞用に改良した錦鯉は池などで飼われる。真鯉(まごい)は食用体の側面におよそ36枚の鱗が一列に並んでおり六六魚(りくりくぎょ・ろくろくぎょ)とも呼ぶ。
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彼らは蛙のように、皆、口が大きかった。
徳永 直 / 太陽のない街 amazon
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蝶番(ちょうつがい)が壊れたかと思うほど大きくあけた口
向田 邦子 / 思い出トランプ amazon
うけ唇 の女房
芥川龍之介 / 芋粥
無表情だった顔には自然に微笑が 上って来た。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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