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自分の目の前には大きな障害物がまっ暗に立ちふさがっているのを感じた。
有島武郎 / 或る女(後編) ページ位置:15% 作品を確認(青空文庫)
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困難・障害
思い通りにならない・てこずる
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前後の文章を含んだ引用
......さのついでに倉地の妻の様子を語ったその言葉は、はっきりと葉子の心に焼きついていた。葉子はそれが優 れた人であると聞かされれば聞かされるほど妬 ましさを増すのだった。自分の目の前には大きな障害物がまっ暗に立ちふさがっているのを感じた。嫌悪 の情にかきむしられて前後の事も考えずに別れてしまったのではあったけれども、仮にも恋らしいものを感じた木部に対して葉子がいだく不思議な情緒、――ふだんは何事も......
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ものごとはえらく入り組んでいる。混線した電話回線を通して話をしているみたいに。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
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「難解とかいうレベルではないな、修行だ」
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
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(ストーカー)あの男の粘着質な性格に雪見も嫌気が差していて、ほとんど逃げ回っていた。しつこく付きまとわれたり、一方的に手紙を送りつけられたりと、ストーカーまがいの行為
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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ひとかたまりの風が吹き上げてきて、異常に白い顔のまわりで髪がたてがみのように膨らむ。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
メンバーからも、ファンからも、ファンでない人たちからも、事務所の大人たちからも、どの方向からも攻撃をされないよういくつもの盾を用意したようなコメントは、やがてその盾が壁になり、結局どの方向にも届かない。言った本人にしか、聞こえない。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
今に限らず、現実は、常に、見えにくい。複雑に絡み合っているが、それはバラバラになったジグソーパズルのように脈絡がなく、本質的なものを抽出するのは、どんな時代でも至難の業だ。
「文藝春秋 2016年 09 月号 [雑誌]」に収録 amazon
物陰にほうりこんだ。
有島武郎 / 或る女
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