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洋服は情報だ、と改めて思う。若葉ちゃんとは違う意味で、小川さんは全身情報だらけだった。ミノムシみたいに必死に掻き集めてその中にもぐりこんでいる若葉ちゃんと違って、小川さんは情報をアクセサリーのように身に着けている。
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 ページ位置:57% 作品を確認(amazon)
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服装の印象・評価(和服、洋服問わず)
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前後の文章を含んだ引用
......ちにとってはちょっとした娯楽でしかないのだ。 視聴覚室の窓ガラスの中で、小川さんの細くて長い手足が私の貧弱さと醜い脂肪を併せ持ったいびつな身体と重なっていた。 洋服は情報だ、と改めて思う。若葉ちゃんとは違う意味で、小川さんは全身情報だらけだった。ミノムシみたいに必死に掻き集めてその中にもぐりこんでいる若葉ちゃんと違って、小川さんは情報をアクセサリーのように身に着けている。夏服のブラウスを、わざと少し大きめのものを着ること。ボタンをはずしてゆるめた襟元。短いスカートに、色のついた靴下。この前まではワンポイントが可愛い靴下を履いてい......
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若葉(わかば)
蓑虫(みのむし)
若葉・・・芽を出したばかりの葉。とくに、初夏の木々のみずみずしい葉。新葉(しんば)。
蓑虫・・・ミノガ科のガの幼虫。葉や小枝を吐いた糸で継ぎ合わせて袋を作り、その中に住む。名前の由来は、その袋が蓑(みの[=昔の雨具])のように見えたから。袋の中で蛹さなぎになり、やがて成虫となる。雌は成虫になってからも袋の中で生活をする。
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女店員は腕をむき出しにし、夏のような薄着で快適そうだ。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
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彼の喪服の黒色は夜の中に溶け出し、彼のわずかな仕草と一緒に揺れていた。
小川洋子 / 冷めない紅茶「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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