TOP > 感覚表現 > 状態・状況 > 思い通りにならない・てこずる
エレベーターなしの高層ビルで、引越し屋のバイトをやるくらいには大変なんだ
伊坂 幸太郎 / グラスホッパー 角川文庫 ページ位置:20% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
思い通りにならない・てこずる
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......きてねえのか?」「あのな」蝉は苛々しながら、腰を上げる。「俺は仕事に行ったんだ。しかも、夜に他人の家を訪問して、皆殺しにしてくるっていう、それなりの大仕事だぜ。エレベーターなしの高層ビルで、引越し屋のバイトをやるくらいには大変なんだ。しかも、店なんてどこも開いてない時間だ。俺はその日、泊まる場所もねえから、駅前のマンガ喫茶で時間を潰していたわけだ。いったい、どこで土産を買ってくるんだよ」「......
ここに意味を表示
思い通りにならない・てこずるの表現・描写・類語(状態・状況のカテゴリ)の一覧 ランダム5
水の底で海草にからまれたような始末の悪さ
安岡 章太郎 / ガラスの靴
このカテゴリを全部見る
「状態・状況」カテゴリからランダム5
泥はますます深く、 膝 を越した。片足を高く抜き、重心のかかった他方の足が、もぐりそうになるのをこらえ、抜いた足で、泥の上面を掃くように、大きく外に弧を描いて前へ出す。その足がずぶずぶと入る勢に乗って、後に残した足を抜き、同じように前へ出す。
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
状態・状況 の表現の一覧
感覚表現 大カテゴリ