(扇子は)鯉の絵や、七福神、富士山の絵が描いてある。骨はがんじょうな竹が七本ばかりついている。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:1% 作品を確認(青空文庫)
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うちわ・扇子
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前後の文章を含んだ引用
......し、月の出た遠賀川のほとりを、私はこのひろちゃんたちの話を聞きながら帰ったものだった。――その頃よく均一と云う言葉が流行っていたけれど、私の扇子も均一の十銭で、鯉の絵や、七福神、富士山の絵が描いてある。骨はがんじょうな竹が七本ばかりついている。毎日平均二十本位はかたづけていった。緑色のペンキのはげた社宅の細君よりも、坑夫長屋をまわった方がはるかに扇子はさばけていった。外にラッパ長屋と云って、一棟に十家......
単語の意味
鯉(こい)
鯉・・・コイ科の淡水魚。大形の鱗(うろこ)で覆われ、口には二対のヒゲがある。観賞用に改良した錦鯉は池などで飼われる。真鯉(まごい)は食用体の側面におよそ36枚の鱗が一列に並んでおり六六魚(りくりくぎょ・ろくろくぎょ)とも呼ぶ。
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(扇子は)鯉の絵や、七福神、富士山の絵が描いてある。骨はがんじょうな竹が七本ばかりついている。
林芙美子 / 新版 放浪記
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古い赤漆の黒ずんだような瓢箪
川端 康成 / 千羽鶴 amazon
芸術は人間の渇仰 の極致を表わしたものだと思います
夏目漱石 / 吾輩は猫である
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林芙美子 / 新版 放浪記
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