屈託のない朗らかな混声が、色の絹糸を選り分けるように一つ一つ心よく聞き分けられた。
石坂 洋次郎 / 若い人 作品を確認(amazon)
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歌声・歌う
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単語の意味
屈託(くったく)
朗らか(ほがらか)
混声(こんせい)
屈託・・・心配事があって、あれこれと思い悩むこと。クヨクヨすること。
朗らか・・・心に何も気にすることがなく、さっぱりとしているさま。わだかまりがなく生き生きしているさま。
混声・・・男声と女声とが混(ま)ざって(=組み合わさって)歌うこと。
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遠くから子守唄が聞えた。といっても、子守女の哀調ではなく、元気のいい男の声。
吉川英治 / 雲霧閻魔帳
歌声が集まって一つになり、つむじ風のように部屋に立ちのぼる
飯田 栄彦 / 昔、そこに森があった amazon
いつまでもこの空間に、一度きりの生の音のなかで泳いでいたい。 誰もがそう思う。そういう天才の歌だ。 白くて、粒子が細かくて、甘くて、光り輝いていて涼しい風のような、そういうものでできた歌声だ。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
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人のいい高笑い
林芙美子 / 新版 放浪記
ここにおるわたしに向けてしゃべってるというよりは、なんだかそもそもわたしが見えてすらないような感じがあり、それが大変にこの雰囲気の空振り感を増幅している
川上 未映子「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
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