日本語表現インフォ：ピンとくる言葉や描写が見つかる辞典

TOP > 風景表現 > 地上の動物 > 猫

ある朝起きてみたら猫は台所の隅で丸くなって死んでいた。たぶん本人にもよくわからないまま死んでしまったのだろう。体は冷えたロースト・チキンみたいにかちかちになり、毛なみは生きていた時よりもっと汚く見えた。

村上春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上)　作品を確認（amazon）

この表現が分類されたカテゴリ

猫

しおりに登録する

前後の文章を含んだ引用

no data

単語の意味

体（からだ）

猫（ねこ）

体・・・頭・胴・手足など、肉体全体をまとめていう言葉。頭からつま先までの肉体の全部。身体。体躯。五体。健康。体力。

猫・・・１．ネコ科の哺乳動物の総称。形は虎に似て、柔軟な体や出入り自由な爪、鋭い感覚のひげを足を持つ。暖かいところを好み、鼠（ねずみ）をよく捕るとされる。
２．（猫の皮を胴張りに用いるところから）三味線の異称。
３．猫車（ねこぐるま）の略。
４．猫火鉢（ねこひばち）の略。
５．ふいごの内側についていて、空気の出る孔をふさぐ革。

ここに意味を表示

猫の表現・描写・類語（地上の動物のカテゴリ）の一覧ランダム５

石炭のようにつやつやとまっ黒（な猫）

松谷みよ子 / 黒ねこ四代「黒ねこ四代・火星のりんごほか (松谷みよ子全集)」に収録　amazon関連カテ黒色（黒い）猫

（猫掴み）襟髪（えりがみ）を攫（つか）んで宙へ釣るす。

夏目漱石 / 吾輩は猫である関連カテ猫ぶら下がる・つるし上げる

白と黒とグレーのアンサンブルが見事な子猫

川村元気 / 世界から猫が消えたなら　amazon関連カテ抽象的な色猫

二匹の猫は夢のかけらでも眺めるように僕の姿をじっと見つめていた。

村上春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録　amazon関連カテ猫よく見る・じっくり見る・凝視

（猫のしっぽ）身体は凝じっとしているが、長い尾だけが別の生き物のように勝手に動いていた。

直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録　amazon関連カテ猫尻尾（しっぽ）