小鳥が啼きながら、投げた石のように弧を描いてその上を飛んで、又萱の中に 潜り込んだ。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:88% 作品を確認(amazon)
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鳥類
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......いた。あっちにもこっちにも、花をつけた山独活が一本ずつ、遠くの方まで所々に立っているのが見えた。その他、女郎花、吾亦紅、萱草、松虫草なども萱に混って咲いていた。小鳥が啼きながら、投げた石のように弧を描いてその上を飛んで、又萱の中に潜り込んだ。 中の海のむこうから海へ突き出した連山の頂が色づくと、美保の関の白い燈台も陽を受け、はっきりと浮び出した。間もなく、中の海の大根島にも陽が当り、それが赤鱏を伏せ......
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(ヒバリ)彼女の頭の毛は麦の穂のように波立っていた。
藤森成吉 / 雲雀 amazon
ヒヨドリの雛が蛇みたいに嘴(くちばし)を左右に揺する
山口 瞳 / 月曜日の朝 amazon
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むくどりの一群が芝生の上を気紛れな流砂のように右から左へと移動していた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
名も知らぬ鳥が腰を下ろし、機銃掃射のように鳴きまくっていた。
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