胸騒ぎがする。庭はこんなにも静かなのに、木々が、砂利が、微かな風までが、意志をもっているように感じる。悪意で何かを期待してるみたいに。
中村文則 / 教団X ページ位置:9% 作品を確認(amazon)
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胸騒ぎ・嫌な予感
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前後の文章を含んだ引用
......さなければならなくなる」「まあ、そうだけど」「今聞いても、彼は表面でしか話してくれないよ。……それに、松尾さんだったらこうすると思ったから」「……なるほどね」 胸騒ぎがする。庭はこんなにも静かなのに、木々が、砂利が、微かな風までが、意志をもっているように感じる。悪意で何かを期待してるみたいに。「ねえ吉田さん、彼をどう思った?」「うん、実は俺もそれを聞こうと思ったんだけどね」 風が鳴る。冷えてくる。「……悪い人じゃなさそうだけど」「でも何だか思いつめた......
単語の意味
胸騒ぎ(むなさわぎ)
胸騒ぎ・・・嫌な予感がして気持ちが穏やかでないこと。心がざわつく。
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妙に自分の心がざわざわと波立つのを感じていた。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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