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気の強い彼女に責められて落ち込んで帰ってきたとき、やわらかいタオルを差し出すマネージャーのようなアキヨさん
綿矢 りさ / かわいそうだね?「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 ページ位置:28% 作品を確認(amazon)
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心の支え・心の拠り所
頼る・頼む・すがる
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前後の文章を含んだ引用
......いろ訊きたいことはあるけれど、言い争っているあいだにも隆大はますます弱ってきてうつむき、また別れ話を切り出されたくない私もそれ以上押せない。それに彼の背後には、気の強い彼女に責められて落ち込んで帰ってきたとき、やわらかいタオルを差し出すマネージャーのようなアキヨさんの存在が控えている。彼の気持ちがアキヨさんにいかないようにするためにも、きついことは言えない。「アキヨさんがいまお金がないのなら、貸してあげるっていうのはどう?......
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心の支え・心の拠り所の表現・描写・類語(安心するのカテゴリ)の一覧 ランダム5
(小学生のころ女の子に手を握られたという初恋の思い出は、)彼が、苦痛に満ちた十代を生き延びていくための、基本的な情景のひとつとなった。その情景は常に少女の指の強い感触を伴っていた。彼女の右手は、苦しみあえぎながら大人になっていく天吾を、常に変わることなく勇気づけてくれた。大丈夫、あなたには私がいる、とその手は告げていた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
何かに縋って、それを杖にして立ち上がること。世界を秩序立ててくれるもの。それがあるから生きられる、それがないと生きられない、というようなもの。
宮下 奈都「羊と鋼の森 (文春文庫)」に収録 amazon
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頼る・頼む・すがるの表現・描写・類語(心の交流・意思の疎通のカテゴリ)の一覧 ランダム5
すがるような目で見つめた。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
気違いのように縋 りつき
芥川龍之介 / 藪の中
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「心の交流・意思の疎通」カテゴリからランダム5
照れ隠しのように手に持っていたパイプを口にくわえた
東川篤哉 / 謎解きはディナーのあとで amazon
互いの感情が水のように苦もなく流れ通う
有島武郎 / 或る女
「安心する」カテゴリからランダム5
まるで張っていた糸の一本が切れたように、心の重心の置き場をまだ見つけ得ない状態
佐多 稲子 / くれない amazon
セクハラ上司に耐える新米女性社員みたいに、可憐で憂鬱そうなため息だった。
綿矢 りさ / 勝手にふるえてろ amazon
胸の中に、あたたかい灯りがともったような気がした。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
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