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ひび割れそうなほど渇いた水晶レンズが虚ろに宙を見つめる
長野 まゆみ / 銀木犀 作品を確認(amazon)
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漫然と見る・なんとなく見る
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単語の意味
虚ろ・空ろ・洞ろ(うつろ)
水晶・水精(すいしょう)
虚ろ・空ろ・洞ろ・・・1.空洞(くうどう)。空っぽ。中身が何もないこと。
2.心が空っぽになり、生気がないさま。表情がボーっとして気持ちがないさま。
2.心が空っぽになり、生気がないさま。表情がボーっとして気持ちがないさま。
水晶・水精・・・クオーツ(Quartz)の和名。大きく結晶した石英(せきえい[=二酸化ケイ素が結晶してできた鉱物])のこと。普通は無色透明で、不純物が混ざると色が付く。硬度7。4月の誕生石。
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男はただ僕を眺めているだけだった。僕の後の壁を眺めているのかもしれなかったが、その壁の前には僕がいたから、結局のところ男は僕を眺めていた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
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髪の毛から褄先 までを、調べるような目でながめて
吉川英治 / 銀河まつり
(美しい少女が醜い中年を見つめる)感情を欠いた視線をただ揺るぎなく牛河に注いでいた。星明かりが名もなき岩塊を照らすように。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
ソファに身を預け、しばらく無言で互いの胸の裡を探っていた
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
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