日本語表現インフォ > 感情表現 > 声・口調 > 感情や抑揚のない声
感情や抑揚のない声の表現・描写・類語
表情を欠いた中立的な声だ。高くもなく低くもない。硬すぎもせず柔らかすぎもしない。飛行機の発着時刻や株式市況を告げる声だ。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
冗談なのかどうかもわからなかった。体温を感じさせない、冷気が含まれているような、声だった。
伊坂 幸太郎 / オーデュボンの祈り amazon
抑揚の少ない、把みどころのない声
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
多少気の利いたこともいうが、機械人間が物言うように発声の構造が云っているのだ。でなければ何とも知れない底気味悪い遠方のものが云っているのだ。そうとしか取れない。多少のいやらしさ、腥 さもあるべきはずの女としての魂、それが詰め込まれている女の一人として彼女は全面的に現れて来ない。情痴 を生れながらに取り落して来た女なのだ。
岡本かの子 / 金魚撩乱 青空文庫
油を流したようなのっぺりとした声
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
声はロボットから発せられたように抑揚がない。熱意の感じられない態度
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
慎重に驚きを隠している声だった。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
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