日本語表現インフォ > 人物表現 > 鼻 > 鼻の大きさ・高さ
鼻の大きさ・高さの表現・描写・類語
筋の通った見事にまっすぐな鼻だ。それはカレンダーの写真に出てくるアルプスの山を連想させた。裾野も広く、威厳に満ちている。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
拵物(こしらえもの)みたいな偉大な鼻
北 杜夫 / 牧神の午後 amazon
鼻丈(だけ)は無暗に大きい。人の鼻を盗んで来て顔の真中へ据え付けた様に見える。
夏目 漱石 / 吾輩は猫である amazon
筍(たけのこ)のような偉大な鼻
岩田 豊雄 / 沙羅乙女「獅子文六作品集〈第4巻〉沙羅乙女・信子 (1958年)」に収録 amazon
小猫のような低い鼻頭
徳田 秋声 / 足迹 amazon
鼻は依然として、五六寸の長さをぶらりと唇の上にぶら下げている
芥川龍之介 / 鼻 青空文庫
鼻はめりこんでいると言ってもいいくらい低く、小さくて丸い鼻の穴が下のほうについている。鼻のせいか黙ってうつむいていると、しょんぼりして不満ありげに見える。
綿矢 りさ / かわいそうだね?「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
偉大な鼻を顔の中 に安置している女
夏目漱石 / 吾輩は猫である 青空文庫
(ジュリアス・)シーザーの鼻を鋏 でちょん切って、当家の猫の顔へ安置したらどんな者でございましょうか。喩 えにも猫の額 と云うくらいな地面へ、英雄の鼻柱が突兀 として聳 えたら、碁盤の上へ奈良の大仏を据 え付けたようなもので、少しく比例を失するの極、その美的価値を落す事だろうと思います。御母堂の鼻はシーザーのそれのごとく、正 しく英姿颯爽 たる隆起に相違ございません。
夏目漱石 / 吾輩は猫である 青空文庫
身分に不似合なる鼻の持主
夏目漱石 / 吾輩は猫である 青空文庫
見映えのしない平べったい目鼻立ち
向田邦子 / だらだら坂「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
鼻梁は真直ぐに、上品に伸びている。
阿刀田 高 / サン・ジェルマン伯爵考「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
あと 34 個の表現が登録されています
ログインして全部見る
ログインして全部見る
同じカテゴリの表現一覧
鼻 の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ