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シャンデリアの明かりを受けて、端正な鼻筋がロココ時代の切り絵のシルエットみたいにソフトに浮かび上がり
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 ページ位置:8% 作品を確認(amazon)
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光に照らされた顔や姿
鼻の大きさ・高さ
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前後の文章を含んだ引用
......、こちらに横顔を向けて、モーニングを着た実直そうな小柄な老人を相手に何かを語りあっていた。口もとには出来たての氷山でさえ心を許しそうな温かい微笑が浮かんでいた。シャンデリアの明かりを受けて、端正な鼻筋がロココ時代の切り絵のシルエットみたいにソフトに浮かび上がり、その美しさには、いつも見慣れているすみれでさえあらためて感心しないわけにはいかなかった。彼女の父親はこういう正式な集まりにはぴったりの顔立ちなのだ。彼がそこに......
単語の意味
端整・端正(たんせい)
端整・端正・・・1.(「端整」「端正」共に)姿や形や動作などが正しくてきちんとしていること。また、そのさま。
2.(「端整」のみ)顔だちが美しく整っていること。また、そのさま。
「端」は「形や姿勢がきちんと整っている」さまをあらわす字。
2.(「端整」のみ)顔だちが美しく整っていること。また、そのさま。
「端」は「形や姿勢がきちんと整っている」さまをあらわす字。
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光に照らされた顔や姿の表現・描写・類語(光と影のカテゴリ)の一覧 ランダム5
頬に睫毛の影を落とした暗い瞳
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
後のことは後で考えよう、ずっとそうやって生きてきたんだから。 逆光に透ける髪と、肩の線が物語っていた。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
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鼻の大きさ・高さの表現・描写・類語(鼻のカテゴリ)の一覧 ランダム5
猫の額という位な地面へ、英雄の鼻柱が突兀(とっこう)として聳えたら、碁盤の上へ奈良の大仏を据え付けたようなもので
夏目 漱石 / 吾輩は猫である amazon
鼻は依然として、五六寸の長さをぶらりと唇の上にぶら下げている
芥川龍之介 / 鼻
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「鼻」カテゴリからランダム5
太い二本の鼻汁が、膿の塊のように口の上にたれている。
野間 宏 / 崩解感覚 amazon
トレードマークの鷲鼻
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
「光と影」カテゴリからランダム5
四畳半の寝室に電気スタンドが淡い光を拡げている。光は天井にまで届いておぼろな同心の影を浮かしている。
阿刀田 高 / 裏側「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
ほのぐらい空間をすかせて白い彼女の顔が彼の前に浮いている。
野間 宏 / 顔の中の赤い月「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
「体つき・体型・体全体の様子」カテゴリからランダム5
決して力持ちには見えなかった。年齢相応に全身に贅肉の塊がこびりついた、筋肉の退化した、若かった頃の鋼のような力を失いつつある、酒飲みの頭脳労働者によくある肉体の持ち主にすぎない
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
役者のように細々としたその若主人
林芙美子 / 新版 放浪記
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