病的・弱々しい体つきの表現・描写・類語

長い病いを胸に持ちつづけている人間の、いつも毀（こわ）れたものを抱いたような身体つき

この1年の苦しみを表すかのように、別人のように激ヤセしていた

日陰で伸びた植物のように頼りなげな裸体

虚弱児の兄は、卵のようなこわれものとして父母に扱われた。

ひょろひょろの青虫みたいな男の子

エノキダケよりひょろひょろの、どうにも使いもんにならん穀潰しやった

制服を脱ぐと、あばら骨の浮き出た貧弱な身体があった。 　予算がなくなった工事現場みたいに、第二次性徴が途中で止まってしまった私の身体は、青白く、ところどころ骨がくっきりと浮き出ている。

（食が細く偏食なのは）身体が弱かったせいだったのだと、今になってしみじみとわかった。 　この数カ月、朝食はそうめんときまっていたが、それが一番おさまりがよいのだった。昨年の冬は、たらちり、豚のしゃぶしゃぶ、かきの土手なべですごした。なべものにこったというより、なべものが身体に合ったというのが正しかったのだろう。

チームの中で一番運動神経が鈍い。バットと同じくらい瘦せている彼は、打席に立てば、ふらふらせずにヘルメットを被っているだけで精一杯という有様だったし、グローブをはめるとたちまち拷問器具に拘束されたかのように動きがぎくしゃくして、とてもボールをキャッチするどころではなくなった。

眼のすっかり落ち 窪んだ、頰のこけた、顔色も青黄色くなった、そして全体に一トまわり小さくなったような謙作

弱々しい感じで、残酷にいじめてみたくなる