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死ねば私の意識はたしかに無となるに違いないが、肉体はこの宇宙という大物質に溶け込んで、存在するのを止めないであろう。私はいつまでも生きるであろう。
昇平, 大岡「野火(のび) (新潮文庫)」に収録 ページ位置:22% 作品を確認(amazon)
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瀕死・虫の息
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前後の文章を含んだ引用
......から聞き馴れた、あの囁く音を立てて流れていた。石を越え、迂回し、後から後から忙しく現われて、流れ去っていた。それは無限に続く運動のように見えた。 私は吐息した。死ねば私の意識はたしかに無となるに違いないが、肉体はこの宇宙という大物質に溶け込んで、存在するのを止めないであろう。私はいつまでも生きるであろう。 私にこういう幻想を与えたのは、たしかにこの水が動いているからであった。九 月 さらに幾夜かがあった。中隊を出る時三日月であった月は、次第に大きさと光を増して行......
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肉体(にくたい)
肉体・・・肉から構成されている体。生きている人間の体。生身の体。
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