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石のような白々しい顔
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 ページ位置:91% 作品を確認(amazon)
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見て見ぬ振り・知らんぷり
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前後の文章を含んだ引用
......の廊下を、反対側に進んでいった。車を押しながら上田ノブは車の柄に手をかけている大場看護婦長の瘦せたかたくなな背中を眺めて、 すると彼女の胸に突然、この看護婦長の石のような白々しい顔を思いきりひきむいてみたい衝動が起ってくるのである。 裸電球の暗い影がそこらに散らばっているセメントの袋やこわれた実験用の机や藁のはみ出た椅子の集積に落ちていた......
単語の意味
白白・白々(しらじら・しらしら)
白白・白々・・・1.少しずつ明るくなっていくさま。次第に夜が明けていくさま。
2.暗がりの中でわずかな白さが目立つさま。薄明るいさま。
3.白さが際立っているさま。いかにも白いさま。
同じ漢字を重ねることで、語調を整えて意味を強めた表現。
2.暗がりの中でわずかな白さが目立つさま。薄明るいさま。
3.白さが際立っているさま。いかにも白いさま。
同じ漢字を重ねることで、語調を整えて意味を強めた表現。
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一瞬、彼は視線を羽ばたいている鶏たちにむけてまるでなにも耳に入らなかったようなふりをした。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
(しらばっくれる)「どうしました?」 武内が笑いかけるように訊いてくる。そのごく日常的な言い方に、雪見は怒りを直接ぶつけていいものかどうか、 躊躇 してしまった。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
石のような白々しい顔
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
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