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「感じたこと全部をわざわざ口に出す必要はないんだよ。誰もが心の中で思っているだけならば、世界は平和だ」
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 ページ位置:43% 作品を確認(amazon)
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言葉を飲み込む・言いかけてやめる
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前後の文章を含んだ引用
......ーのほうが美味しい。と言うか、響野さんのは美味しくない」と顔をしかめた。「と言うか、不味い」「おまえに一つ良いことを教えてやる」響野はすぐに指を立てる。「何?」「感じたこと全部をわざわざ口に出す必要はないんだよ。誰もが心の中で思っているだけならば、世界は平和だ」 それなら自分で飲んでみなよ、と久遠がカップを寄越してくるので、それを一口飲んだ。顔をしかめる。「これはコーヒーか?」と自分で訊ねる。「僕はコーヒーを頼んだのに......
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言葉を飲み込む・言いかけてやめるの表現・描写・類語(言葉を交わすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
(言いたいことを言わずに相手の話を聞く)うん。うん。一回ずつ頷くたびに、選択するべきだった正しい言葉たちが、自分から振り落とされていくような気がした。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
心の中でその言葉を踏みつぶす
朝井 リョウ / ひーちゃんは線香花火「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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(うまく説明できない)でもそこで言葉が突然ふっと消えてしまった。遠くの方で誰かが電話のコードを引き抜いたような感じだった。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
会話は嚙みあいかたの良い歯車のようにじっくり進展してゆく。
大江 健三郎 / われらの時代 amazon
喉もとにせり上がってくる熱い言葉のかたまりを、グラスの中の液体と一緒に飲み下す
落合 恵子 / センチメンタル・シティ amazon
僕は言葉に詰まる。迷ったのではなく、頭の片隅をよぎることすらなかった問いだった。最後までジグソーパズルを仕上げたはずなのに、ふと見たら床に小さなピースが一片落ちていた、そんな感じだ。
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 amazon
気の抜けた風船玉のような返事
岩田 豊雄 / 獅子文六作品集〈第4巻〉沙羅乙女・信子 amazon
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