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心の中でその言葉を踏みつぶす
朝井 リョウ / ひーちゃんは線香花火「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:18% 作品を確認(amazon)
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言葉を飲み込む・言いかけてやめる
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前後の文章を含んだ引用
......アルバイトをしている、と言うと、大体の人間は「自分だったら絶対むり」と顔をしかめる。あたしはそういうとき、別にあなたの意見は聞いてないんだけどな、と思う。普段は心の中でその言葉を踏みつぶすけれど、風人が相手のときだけはぼとりと自然に声がこぼれ出てしまった。風人はもう一度「こわい」と言った。 思っていたより、大学内のパン屋でのアルバイトは面白い。嫌......
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言葉を飲み込む・言いかけてやめるの表現・描写・類語(言葉を交わすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
「人違いじゃないんですか」と、言いかけたが、かろうじて喉のところで声を吞み込んだ。
阿刀田 高 / 裏側「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
(何を言っても誰も)自分の今の心を理解してくれまいという気持が、言いかけた言葉を 咽喉 に押しもどした。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
訊いてみたいのだが、言おうとするといつも体が 火照ってくる。
宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
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「言葉を交わす」カテゴリからランダム5
体の奥から一筋の糸を慎重に紡ぎだす感じで口を開く
高樹 のぶ子 / 光抱く友よ amazon
その声は、痰 に絡まれたようになって二三度上ったり下ったりしたまま、咽喉 の奥の方へ落ち込んで行った。
夢野久作 / ドグラ・マグラ
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