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小さく見開いた両眼は、涙を湛えて堆くもり上り、憤りと熱と悲しみに生きる二つの美しい生き物のように見えた。
野間 宏 / 暗い絵「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 ページ位置:47% 作品を確認(amazon)
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感情を含んだ目(瞳) 瞳の潤い・なみだ目
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前後の文章を含んだ引用
......なるのを感じ、そこに立ち尽し、しゃがみ込んで、じっと心をこらえていた。彼の顔は黒い慄える学生服の上で、生き生きと顔の肌が輝き出すかのように頰を伝う涙の跡が熱く、小さく見開いた両眼は、涙を湛えて堆くもり上り、憤りと熱と悲しみに生きる二つの美しい生き物のように見えた。四 深見進介は、彼の身体が熱く涙で濡れ、その頰が涙で輝くように洗われた後の、心の中一杯にふくれ上って来た苦しみが一度彼の心の深みに収められて、しかも溢れでる涙は......
単語の意味
湛える(たたえる)
堆い(うずたかい)
憤る(いきどおる)
湛える・・・水などの液体をいっぱいに満たす。気持ちを顔に表す。
堆い・・・1.物が積み重なって盛り上がって高い。高く盛り上がっている。
2.近寄りがたいほど立派な存在である。気品がある。
憤る・・・1.怒る。腹を立てる。憤慨する。
2.思いが胸につかえる。心が晴れない。不満をいだく。
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湯みたいな液体をもった瞼
吉川英治 / 雲霧閻魔帳
こみあげてくる涙を寸前で堪えながら
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
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