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空は地面にのこっている水溜りにその 碧色 と白い小さな雲とをうつす。私はしゃがみ、汗にぬれた首をぬらすためにその白い雲を手でかきまわす。と雲は 失せ、その代りに一人の男の顔が──疲れ 凹んだ顔がそこに浮んできました。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 ページ位置:32% 作品を確認(amazon)
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液体をかきまぜる
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前後の文章を含んだ引用
......の樹、紅羊歯などは、神がどの国にも与えたもうた樹木ですが、しかし、そのほかの灌木は私の今日まで見たことのない種類のものでした。 午後、僅かながら空が晴れました。空は地面にのこっている水溜りにその碧色と白い小さな雲とをうつす。私はしゃがみ、汗にぬれた首をぬらすためにその白い雲を手でかきまわす。と雲は失せ、その代りに一人の男の顔が──疲れ凹んだ顔がそこに浮んできました。なぜ、私はこういう時、別の男の顔を思うのか。十字架にかけられたその人の顔は幾世紀もの間、多くの画家の手で描かれつづけてきた。現実にその人を誰も見たわけではないの......
単語の意味
首・頸・頚(くび)
碧色(へきしょく)
首・頸・頚・・・1.頭と胴体をつなぐ細い部分。頸部(けいぶ)。また、「頭」そのものを指す場合もある。
2.1に似た役割を果たす部分や似た格好の部分。衣服の襟(首にあたる部分)。「びんの首」「セーターの首」など。
3.免職や解雇することをあらわす。首を切るという意味から。
碧色・・・青緑色。「碧」は訓読みで「あお」とも「みどり」とも読める。
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蠅のように風琴のそばに群れて
林 芙美子 / 風琴と魚の町「風琴と魚の町/清貧の書 (新潮文庫 は 1-4)」に収録 amazon
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