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閑散・人気(ひとけ)がないの表現・描写・類語
歯の抜けた痕のように、元木武夫の席が空いていた。
本庄 陸男 / 白い壁 amazon
マンションや飲食店が立ち並んでいる場所から、店の方へ歩いていくにしたがって、オフィスビルしかなくなっていく。 その、ゆっくりと世界が死んでいくような感覚が、心地いい。
村田 沙耶香「コンビニ人間」に収録 amazon
診察室はひっそりと人影がなく、隅から隅までゆっくり眺めることができた。
小川 洋子「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
食堂はもう長い間使われていないらしく、あらゆるものがきれいに乾燥しきっていた。
小川 洋子 / ドミトリイ「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
中を覗 くとがんがらがんのがあんと物静かである。
夏目漱石 / 吾輩は猫である 青空文庫
公園前の通りを走り抜けていく車の数は、ますます少なくなっていた。ついさっき二台前に停まっていた車に若いカップルが乗り込んで走り去った気配が、まだその場に残っているような静まり返った通りだった。
吉田修一「悪人」に収録 amazon
人通りは寂しいほどまばら
有島武郎 / 或る女(前編) 青空文庫
なかはガランとして、さむざむした感じだった。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
「ありたけの魂をすっかり投げ出して、どうでもして下さいと言いたくなるような寂しさですね」
岡本かの子 / 東海道五十三次 青空文庫
梶井基次郎 / 路上 青空文庫
平日で、すいていた。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
(部屋探しの内見)遺跡みたいにがらんとしたところ
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
朝の出勤ラッシュの時間帯を過ぎていたせいで、車内は比較的空いている。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
そこのコーナーだけは、人の渦の目のように静かだった。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
洋介は四、五分 佇んでいたが、一郭は絵の中にあるように動かない。
阿刀田 高 / 裏側「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
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