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フウハア、フウハア、とラマーズ法を練習中の妊婦よろしく荒い息をつく。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:36% 作品を確認(amazon)
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喘ぐ・息を切らせる・荒い息
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前後の文章を含んだ引用
......いと、今にもテーブルの上に並んだものを腕でなぎ払ってしまいそうだ。こめかみで脈打つ血流に、死ネ、死ネ、死ネ、死ネ、と意識の残響がこだまする。喉に手をかけたまま、フウハア、フウハア、とラマーズ法を練習中の妊婦よろしく荒い息をつく。「十和子、なんやえらい疲れてるみたいやなあ。風呂も入ったんやし、今日はいっかい根もとから凝り取れるまでしっかり揉んだるわ」 歯をはめて向きなおった陣治は、そう言......
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喘ぐ・息を切らせる・荒い息の表現・描写・類語(声・口調のカテゴリ)の一覧 ランダム5
私は息切れがして往来の上で立ち留った。呼吸困難。これはじっとしていなければいけないのである。
梶井基次郎 / 闇の絵巻
しばらく 喘ぐように呼吸していた。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
胸や腹に波の起伏のような烈しい呼吸を打たせ
石坂 洋次郎 / 山のかなたに (1954年) amazon
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「声・口調」カテゴリからランダム5
自分に言い聞かせるようにポツリとつぶやいた。
阿刀田 高 / 蒼空「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
「呼吸」カテゴリからランダム5
発情した馬のように荒い息を吐きながら。
大江 健三郎 / われらの時代 amazon
頭の中は煮えるように……額は氷のように……掌 は火のように感じつつ、喘 ぎに喘ぎかかる息を殺した。
夢野久作 / ドグラ・マグラ
いい気持の溜息を、鯨のように吹き上げて
岩田 豊雄 / 沙羅乙女「獅子文六作品集〈第4巻〉沙羅乙女・信子 (1958年)」に収録 amazon
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