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(指導者を失った信徒)海図を失った 嵐 の海の船。それがおそらく今の日本の信徒たちの気持でしょう。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 ページ位置:13% 作品を確認(amazon)
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人生の岐路・人生に迷う
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......りです。彼等がまだ全くの孤独でないことを一日も早く知らせてやりたいのです。 司祭という仕事がこれほど生き甲斐のあるものだと、かつて考えたことはありませんでした。海図を失った嵐の海の船。それがおそらく今の日本の信徒たちの気持でしょう。彼等は自分らを励まし、勇気づける司祭や修道士を一人も持たず少しずつ希望をなくし、闇の中を彷徨しだすかもしれません。 昨日も雨でした。もちろん、この雨はやがてやっ......
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人生の岐路・人生に迷うの表現・描写・類語(人生のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(指導者を失った信徒)海図を失った 嵐 の海の船。それがおそらく今の日本の信徒たちの気持でしょう。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
いま二十六歳で二十代とも三十代ともちがう変な場所に迷い込んでいます。生命力のかたまりは、すみっこのほこりっぽい角にぶつかり、急に止まってどちらへ動いたらいいものか、と迷ったままその場に待機し続けているのです。
綿矢 りさ / 自然に、とてもスムーズに「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
今はこれでいい気がする。でも同じところをぐるぐるまわっているようにも思える。《…略…》ときどきこうした迷路に入ると何もかもが遠く外側のことに思えて実感や喜びや苦痛が失われる。 私の悲しみも、私の美学も、箱庭の中で展開するだけだ。
吉本 ばなな / 大川端奇譚「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
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ちょうど職人がぴんと張った 紐 に合わせてひとつずつ煉瓦を積んでいくように、ぼくはこのような考えかたを自分の中に積みあげてきた。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
天上から地獄へ投げ落とされた堕天使のように堕落する
加賀 乙彦 / 海霧 amazon
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