波津子は強い化粧のせいか別人のように華やかに見えた。
向田邦子 / 三枚肉「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 ページ位置:42% 作品を確認(amazon)
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化粧・白粉をした顔
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前後の文章を含んだ引用
......。 披露宴の会場に入る前に、結婚してやめた女子社員につかまり、幹子と別になれた。 仲人夫妻、花婿花嫁、親たちが居並ぶ入口に、挨拶する客で小さな列が出来ている。 波津子は強い化粧のせいか別人のように華やかに見えた。その奥の、古びた雛人形のような目鼻立ちの小造りな留袖は、波津子の母親であろう。その前を通るときだけが嫌だった。飛行機に乗る前に空港でやられる、X線のゲートをくぐ......
単語の意味
化粧・仮粧(けしょう・けそう)
化粧・仮粧・・・粧(めか)して(=飾り立てて)化けること。
1.ファンデーションや口紅などを付けて、顔が美しく見えるようにすること。おつくり。
2.物の表面を美しく飾ること。装いを新たにすること。
3.外から見えるところ。外面にあらわれている部分。また、上辺(うわべ)だけのこと。虚飾(きょしょく)。
1.ファンデーションや口紅などを付けて、顔が美しく見えるようにすること。おつくり。
2.物の表面を美しく飾ること。装いを新たにすること。
3.外から見えるところ。外面にあらわれている部分。また、上辺(うわべ)だけのこと。虚飾(きょしょく)。
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化粧・白粉をした顔の表現・描写・類語(顔のカテゴリ)の一覧 ランダム5
こってり化粧をしていた。
梶井基次郎 / 城のある町にて
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深い疲労と、極度な喫煙で、どろんとした顔付きになっている
岡本かの子 / 母子叙情
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夢野久作 / ドグラ・マグラ
化粧はもともと魔よけで始まったもんなのよ、人間が魔物を恐れてこれを鎮めるために考えられた知恵なのよこれは人間の共同体としての、儀式なのよ。文化なの。
川上 未映子「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
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