歌声・歌うの表現・描写・類語(声・口調のカテゴリ)の一覧 ランダム5
山の暗さの中に何もかも吐き出しているような歌い方
新田 次郎 / 縦走路 amazon
屈託のない朗らかな混声が、色の絹糸を選り分けるように一つ一つ心よく聞き分けられた。
石坂 洋次郎 / 若い人 amazon
のどから、おなかのそこから、きれいな音がさらさらとあふれ出ていくのが見えるようだった。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
遠くから子守唄が聞えた。といっても、子守女の哀調ではなく、元気のいい男の声。
吉川英治 / 雲霧閻魔帳
(唄うたいには)灰汁 のある癖の多い声が向く、それに哀愁もいくらか交る。
岡本かの子 / 巴里の唄うたい
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「声・口調」カテゴリからランダム5
ねっとり吸い付いてくるような吉田の節回し
井上 友一郎 / 受胎「受胎―他二篇 (1956年) (角川文庫)」に収録 amazon
声音は、場内で一番大きく響いたが、誰も聞き咎 める様子もなかった。講演ですっかり声の灰汁 が脱けている。その上、この学者出の有名な社会事業家は、人格の丸味を一番声調で人に聞き取らせた。
岡本かの子 / 母子叙情
からからと笑った。
岡本かの子 / 母子叙情
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