身を震わせたのは夜の寒さのせいばかりではあるまい。
阿刀田 高 / ナポレオン狂「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 ページ位置:95% 作品を確認(amazon)
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怖い・恐怖
(恐怖や緊張で)身がすくむ・体が動かない
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......いるのをこころよしとはしなかった。困惑の表情はそういう心理を吐露したものだ、と私はその時に思った。 しかし南沢氏の家を遠ざかるにつれ奇妙な考えが込みあげて来た。身を震わせたのは夜の寒さのせいばかりではあるまい。 眼の奥にそのものの像を捕えながら、しばらくはその見たものがなんであったか意識しないことがあるものだ。そして一定の時間の経過のあとでそれがなんであったか気がつく......
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どうにも動けない程、山下が恐ろしくて、私は棒立ちになってしまった。
林芙美子 / 新版 放浪記
女は。 竦 んだきりだった。 まるで、凍った花みたい。
吉川英治 / 雲霧閻魔帳
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(吐き気)気分はよくならなかった。胃やその他の器官がからだの裏側から足許まで下がり何か汚いものとともに再び喉元までせり上がってくるような、そんな感じだった。
村上 龍 / 恋はいつも未知なもの amazon
普段一度も云ったこともない言葉をしゃべり出して、自分でどまついてしまった。
小林多喜二 / 蟹工船
あまりにも静かに顔をこわばらせているので気分が悪くなったのかな、と思った。
吉本 ばなな「アムリタ(上) (新潮文庫)」に収録 amazon
時折ハーモニクスのように、ふっと声が裏返る
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
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