TOP > 人物表現 > 服装・身なり > 服装の印象・評価(和服、洋服問わず)
どてらのように身体に添っていない着物
梶井基次郎 / 冬の日 ページ位置:53% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
着物・和服姿
服装の印象・評価(和服、洋服問わず)
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......りはじめるとよくそう思った。堯はそんなときいつか電車のなかで見たある少女の顔を思い浮かべた。 その少女はつつましい微笑を泛 べて彼の座席の前で釣革に下がっていた。どてらのように身体に添っていない着物から「お姉さん」のような首が生えていた。その美しい顔は一と眼で彼女が何病だかを直感させた。陶器のように白い皮膚を翳 らせている多いうぶ毛。鼻孔のまわりの垢 。 「彼女......
単語の意味
身体(しんたい)
身体・・・人のからだ。肉体。
ここに意味を表示
着物・和服姿の表現・描写・類語(服装・身なりのカテゴリ)の一覧 ランダム5
夜具をかついだような大きい着物を着て
永井 荷風 / すみだ川 amazon
着物については無知だったが、質のいい 縞柄 を地味に律義に着こなしているという気がした。水商売を思わせるところがなかった。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
服装の印象・評価(和服、洋服問わず)の表現・描写・類語(服装・身なりのカテゴリ)の一覧 ランダム5
十円玉の上に紙を敷いて上から鉛筆で塗りつぶせば十円玉の模様が浮かび上がるけれど、彼女の体操服の胸の部分も、鉛筆で塗りつぶせばブラジャーの複雑な花の刺繍が浮かび上がりそう。
綿矢 りさ / 蹴りたい背中 amazon
赤いアロハシャツが派手すぎて、目がチカチカする
川村 元気 / 世界から猫が消えたなら amazon
女店員は腕をむき出しにし、夏のような薄着で快適そうだ。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
雅子は赤いツウピースを着ていた。前衿に濃紺のネッカチーフをおしこみ、胸のポケットにも同色のハンカチをのぞかせていた。洋服の赤色は朱系統ではなく冴えたクリムスンレーキだった。アクセサリーの濃紺との強い対照があまり色の白くない彼女の顔をはっきりさせ、ひき締った感じであった。
松本 清張 / 与えられた生「松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「服装・身なり」カテゴリからランダム5
インバネスを着て、ぞろりとした恰好
林芙美子 / 新版 放浪記
毛糸の首巻に顎を埋めて
梶井基次郎 / 雪後
コットンのネグリジェ
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
服装・身なり の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ