憎しみと復讐心を縒(よ)りあわせた繊維のような血の通わない指一本で、結婚にぶら下がる
高樹 のぶ子 / その細き道 (文春文庫 作品を確認(amazon)
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結婚する
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単語の意味
縒る・撚る(よる)
縒る・撚る・・・細長い糸状のものをひねる。複数の糸状のものをねじり合わせる。
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(二人が一つになるという)結婚という接木
宮本百合子 / 伸子
ねえ。うーん、だって結婚って、相手のいいところも悪いところも飲みこんでいくんでしょ? もし悪いところのほうが多かったら、お互いタマッたもんじゃありませんよ。 《…略…》そうだ、おねえさん、蛇ボールの話、知ってます? 《…略…》二匹の蛇がね、相手のしっぽをお互い、共食いしていくんです。どんどんどんどん、同じだけ食べていって、最後、頭と頭だけのボールみたいになって、そのあと、どっちも食べられてきれいにいなくなるんです。分かります? なんか結婚って、私の中でああいうイメージなのかもしれない。今の自分も、相手も、気付いた時にはいなくなってるっていうか。うーん、でも、それもやっぱ、違うのかなあ。違う感じもするなあ。
本谷 有希子 / 異類婚姻譚 amazon
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不倫の後半(?)、私は自分の部屋に彼が来て、コートをハンガーにかけて、ご飯を食べ、ビールを飲み、一緒に寝て、朝帰っていって、洗い物や寝巻きや並んだ 枕 だけが残る感じに疲れてしまい、妹と2人で暮らすことにした。
吉本 ばなな / キムチの夢「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
(女性がオルガスムに達した時)女は 瞼 の裏に 虹 が出るというが本当かと尋ねたりする。 虹は見たことないが、瞼の内側からあかりがともって、ローストビーフの真中の、生焼けのところみたいな色になることはある
向田邦子 / りんごの皮「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
恋って発狂することだもん。《…略…》伊吹の「好き」は私と全然違う。私みたいに発情した身体を持て余してもいなければ、狂った独占欲が破裂するわけでもない。
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 amazon
無気力な情事に出かけて行き、倦怠を拾って帰ってくる
松本 清張 / 真贋の森「松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)」に収録 amazon
武内の上でせわしげに動きだした鈴子の体
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
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