TOP > 暮らしの表現 > 世間・世界・社会 > 世知辛い・生きにくい世の中


カテゴリ検索 単語の意味
ああ生きる事がこんなにむずかしいものならば、いっそ乞食にでもなって、いろんな土地土地を流浪して歩いたら面白いだろうと思う。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:11% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
世知辛い・生きにくい世の中
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......塩辛い干物のように張りついて泣いていた。  私は、これからいったい何処どこへ行こうとしているのかしら……駅々の物売りの声を聞くたびに、おびえた心で私は目を開けている。ああ生きる事がこんなにむずかしいものならば、いっそ乞食にでもなって、いろんな土地土地を流浪して歩いたら面白いだろうと思う。子供らしい空想にひたっては泣いたり笑ったり、おどけたり、ふと窓を見ると、これは又奇妙な私の百面相だ。ああこんなに面白い生き方もあったのかと、私は固いクッションの......
単語の意味
流浪(るろう)
流浪・・・住む場所を定めず、毎日宿を変えながらさまよい歩くこと。
ここに意味を表示
世知辛い・生きにくい世の中の表現・描写・類語(世間・世界・社会のカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
「世間・世界・社会」カテゴリからランダム5
金は社会の骨格である
野間 宏 / 暗い絵「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
カテゴリ検索 単語の意味
同じカテゴリの表現一覧
世間・世界・社会 の表現の一覧 
暮らしの表現 大カテゴリ
表現の大区分