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それを目の当たりにしたときの新鮮な驚きは、拭いがたく胸に焼き付いている。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 ページ位置:53% 作品を確認(amazon)
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忘れられない・心に強く残る
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前後の文章を含んだ引用
......──。 必ずしもあり得ない話ではないのではないか。 自分でも信じられないことに、いま財前はそんなことを思いはじめていた。 手作業で鉄板に穴を開けている工員の姿、それを目の当たりにしたときの新鮮な驚きは、拭いがたく胸に焼き付いている。その技術の確実さ、それを培っている会社の精神的背景は、規模の違いこそあれ、帝国重工の製造現場に引けを取らない。いや、それ以上かも知れない。「いかがでした、部長」......
単語の意味
胸(むね)
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忘れられない・心に強く残るの表現・描写・類語(記憶のカテゴリ)の一覧 ランダム5
断ちがたい執着となって葉子の胸の底にこびりついていた。
有島武郎 / 或る女
消そうとすればするほど、薄命な女の死に顔や、因果な子の乳の香が、そこらに、ちらつく。
吉川英治 / 雲霧閻魔帳
その種の思い出に限って執念深く彼女の心にへばり付こうとする
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
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こうして書きだしたら、ぞくぞくとおいしいものが頭に、というより舌の奥にうかんできた。
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
これまでの人生で誰かとそうして笑いあった、いくつもの場面が浮かんできて、突如いい気分になった。
吉本 ばなな / 新婚さん「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
不幸な思いが黒い石ころになって胸につかえる
壷井 栄 / 草の実 (1962年) amazon
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