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鉄橋は車体と同じ色に塗られた、積み木のように心もとない代物だった
小川 洋子 / 盲腸線の秘密「口笛の上手な白雪姫」に収録 ページ位置:25% 作品を確認(amazon)
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つり橋・歩道橋
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前後の文章を含んだ引用
......街の間を抜けると雑木林が続き、その中に貯水池やポンプ場や閉鎖された乗馬クラブが見え隠れした。自然観察園もあれば、資材置き場もあった。途中、小さな川を一つ渡った。鉄橋は車体と同じ色に塗られた、積み木のように心もとない代物だったが、それでも二人の旅の絶妙なアクセントになった。橋を渡るほんの一瞬、窓に映る川沿いの緑が道中で一番美しかった。鉄橋に覆いかぶさるほど育った桜並木と、河原に茂る草......
単語の意味
代物(しろもの)
心許ない(こころもとない)
代物・・・物や人を、評価を交えて言う言葉。価値のあるものや、取るに足らないもの。
心許ない・・・頼りにならなそうで不安。心配。
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橋が巨鯨の白骨のような姿
岡本 かの子 / 岡本かの子 amazon
鉄橋は車体と同じ色に塗られた、積み木のように心もとない代物だった
小川 洋子 / 盲腸線の秘密「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
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煙るような雨の中で、ネオン管がジイジイと鳴いていた。
浅田次郎 / ラブ・レター「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
街灯がある度に伸びては縮む影の上を歩いていった。
吉本 ばなな / 満月 キッチン2「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
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