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文鳥 がちょっと濁ったような丸味のある声でしきりと 啼き立てた。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:50% 作品を確認(amazon)
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鳥のさえずり(鳴き声)
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前後の文章を含んだ引用
......かりのところらしく、謙作は縁の籐椅子で石本の出て来るのを待っていた。少し秋めいた静かないい朝で、苔のついた日本風の庭に朝日が斜めに差していた。軒に下げられた白い文鳥がちょっと濁ったような丸味のある声でしきりと啼き立てた。「御機嫌よう」石本の六つばかりになる上の娘が長く畳んだ三四枚の新聞を持って来て彼に手渡した。すると、その下の二つか三つの肥った女の児が、一束の手紙を持ってよちよ......
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雉(きじ)が鋭い鳴き声を残して、矢のように麓へ消える
石川 達三 / 花のない季節 amazon
池の方で水鳥が、くゎ、くゎ、と鳴き叫び、やがて三四羽続けて水を蹴 って立つ音が聞える。
岡本かの子 / 雛妓
(ひよこ)笛を吹くような声がしきりにする。
火野 葦平 / 麦と兵隊「土と兵隊・麦と兵隊 (新潮文庫)」に収録 amazon
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(おうむ)黒い貝殻のような 嘴
向田邦子 / 酸っぱい家族「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
鳥がツンツン鳴きました。
宮沢賢治 / ひかりの素足
ここから遠 くてまるで見 えなくなるまでひと息 に飛 んでゆく
宮沢賢治 / いちょうの実
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