河原からの明るい反射が、 羊歯類をエメラルドに光らす
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 ページ位置:7% 作品を確認(amazon)
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つや・光沢・照り
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前後の文章を含んだ引用
......ところまで、辿りつくことにした。 垂れ下がる下枝や、足にからむ蔓を、帯剣で切り払いながら、私は進んだ。湿った下草を踏む軍靴は、滑り易かった。方向を失わないため、河原からの明るい反射が、羊歯類をエメラルドに光らす距離を、林縁と保った。そこにも道があった。辿って林の奥に進むと、一軒の小屋があり、人がいた。一人の比島人が眼を見開いて立っていた。 私は立ち止り、銃を構え、素速......
単語の意味
羊歯・歯朶(しだ)
羊歯・歯朶・・・植物の一種。花は咲かず、コケや菌類と同じく胞子で増える。根から直接葉を出すものが多い。「羊歯」は「ようし」とも読む。
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河原からの明るい反射が、 羊歯類をエメラルドに光らす
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 amazon
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天井の電球による小さくて濃い影とアルコールランプによる薄い巨大な影の重なった部分は、まるで生き物のような複雑な動きをする。分裂する時のアミーバそっくりだ。
村上 龍 / 限りなく透明に近いブルー amazon
小さな灯が雫のようにちらりちらりと光る
内田百閒 / 冥途 amazon
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