よろこびが胸の中で 弾けた。
宮下 奈都「羊と鋼の森 (文春文庫)」に収録 ページ位置:71% 作品を確認(amazon)
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喜ぶ・うれしい
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前後の文章を含んだ引用
......。ピアノの前にふたりで並んですわっていたふたご。観る、などと言うと芸か何かのようだけれど、艶のある黒い楽器の前に、ふたごが並んですわったとき、聴くよりもまず観るよろこびが胸の中で弾けた。こんなにいいものを僕ひとりで観てしまっていいのか、という思い。どこかの音楽家によってあらかじめ書かれていた曲だとは思えないほど、ピアノから生まれてくるのは彼女た......
単語の意味
胸(むね)
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めったに見せない極上の笑顔だ。美咲のこの笑顔に接するたびに、あたしは花を見る。ほころびかけた小さな花の蕾だ。美しくて、清々しい。胸の奥が熱くなる。こんなふうに、花のように微笑むことのできる人を、あたしは美咲より他には、まだ知らない。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー (文春文庫)」に収録 amazon
笑い声が銀の弓弦が鳴るように胸を震わせる
光瀬 龍 / 百億の昼と千億の夜 amazon
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彼女はほんの少し微笑んだ。そしてその四分の一センチほどの微笑みはもとに戻すのが面倒だからという理由だけでしばらくのあいだ口もとに留まっていた。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
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