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(両手を)到来の棒鱈ぼうだらのように手持無沙汰にぶら下げている
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:42% 作品を確認(青空文庫)
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暇・時間を持て余す
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......してどうするつもりか分らん。第一、足が四本あるのに二本しか使わないと云うのから贅沢だ。四本であるけばそれだけはかも行く訳だのに、いつでも二本ですまして、残る二本は到来の棒鱈ぼうだらのように手持無沙汰にぶら下げているのは馬鹿馬鹿しい。これで見ると人間はよほど猫よりひまなもので退屈のあまりかようないたずらを考案して楽んでいるものと察せられる。ただおかしいのはこの閑人ひまじんがよるとわ......
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